と、同時に私はその場で固まる。


「あ、桜ちゃん。おかえりなさーい」

ヒラヒラと手を振りながら私に声をかけるはソファーでくつろぐハジメ。


「あ、お邪魔してますよ。桜さん」

キッチンでニッコリ笑いながら話かける悠李

「………っ!」

の隣には何故か口を押さえて悶絶する津田。


「あぁ、もう!壱哉のせいで桜さんが来ちゃったじゃないか!アンタがいつまでもノロノロしてるのがイケないんだよ!」


「はぁ!?俺のせいにするのかよ!」

「お、おい。お前ら落ち着こうぜ?な?」


「雪治は黙ってろ!」
「雪治さん黙って下さい!」

「うっ!」


じゃれ合う壱哉と南…とそれをとめようとする雪治。


「み、美言ぉ〜」

「俺は知らないよ。勝手にやってな」

「うっ!」


冷たいね、美言君。


「桜ぁ!!」

「あー、はいはい」


ギューと泣きながら腰に抱き着いてくる雪治を呆れながら受け止め頭を撫でてやる。