まあ、後はもどきとは言え2階があるので天井が高い。
「無駄に広いから少し寂しいだよね。雪治も連れてきて一緒に住むか?」
そうぼやきながら玄関を入って少しすすんで左手にある洗面所に行こうとすると1番奥にある25畳の部屋からガタッと音がした……気がした。
「ん?なんか落ちたか?」
小首を傾げながらも洗面所に行き手を洗う。この時、タマキは私の頭の上だ。ちたみにまだ寝てます。
「あ、タマキお風呂いれちゃお」
こいつも猫の端くれだけあって、お風呂タイムをものすごく嫌うのだ。
寝てるとイロイロ面倒だが、暴れまくられるよりもマシだ。
タマキを洗濯カゴの中に起き、リビングに行く。
ガチャっとドアノブ引いて部屋の中に入る。