天才姫と最強総長のワケアリな関係!?




無意識に自分の口から出た言葉の意味を私は理解できていなかった。



ゆっくり目を閉じ、意味を考える。


涼しい風が頬を掠める。頭上でザァーーと葉っぱが重なりあう音がする。




・・・・・・・・・・・・・・・・。






「……やめよ」


ポツリと呟き一旦思考をシャットダウンする。


頭の中がごちゃごちゃして考えがまとまらない。
さっさと寮に帰ってご飯食べよ。

ぐっすり寝ているタマキを起こさないように抱き上げベンチからすっと立ち上がった。


「えっと今は………なんだまだ4時半か。意外と早いな」


思えばまだ空が蒼い。


まあ、今日の授業が終わったのが3時前後でいつもより早かったから当たり前といえば当たり前か。


いくらか早くはあるが、たまには早い時間に夕飯にするのもいいか。

多分、部屋に着いた頃にはまだ蒼い空も赤に変わっているだろ。



「そういえば、あと数日で夏が来るな」



っと、その前に梅雨か。あぁ、洗濯物が乾かないからコインランドリーに行くのが日課になりそうだ。




目の前に迫る雨の期間になにをするか考えながら寮へと繋がる道をゆっくりすすんだ。