それぞれがそれぞれの反応をしていると、ふと雪治の電話が鳴り出した。


しかし、雪治はケータイを取り出したかとおもえばすぐにポケットにしまった。


「俺は関係ない俺は関係ない俺は関係ない」


まるで呪文のようにそう繰り返したあと、まるで戦地にでもむかうような表情をしたかと思えば、ケータイを取り出し耳に当てると同時に――


「俺は関係ない!!!!!」




…………………………。



「え？いや、だから。俺は……………………あ、あのだか……はぁ!?そんなの知るか!!!!………てっ、ちょっ…………」



ﾌﾞﾁｯ、ﾂｰﾂｰﾂｰ