チリン、チリン、チリン
「あ、だれかしんないけど携帯なってるよ?」
「私だ」
チリン、チリン、チリッ……――
ポケットから携帯を取り出し通話ボタンを押す。
「はい、もしもし」
『さくらちゃぁぁあん!!!!!!』
「うわぁっ!!??」
私はビックリして思わず落としそうになった携帯を何とかキャッチする。
ほっ。危なかった。
というか、
「ゆ、ゆりさん? 」
今のは確かに百合さんのこえだったんだけど…………なんで?
『う、ヒック…………あた・・・・しっ……ヒックっ…』
え?え?え? な、なんで百合さんが泣いてんだよ!?
「どうしたんですか!!!」
四走のメンバーもただ事ではないと察したのか張り詰めた空気がながれる
『ヒックっ……あの…ね、わた、わたし……たえられないっ……』
「え?」
なぜだろう。嫌な予感がしてきた。
その時、教室の扉が開いて雪治が入ってきた。
「あれ、どうかした?」
タイミングが良いのか悪いのか。
「百合さんからだよ。いつものなのか、臨時なのかまだわかんない」
私が携帯に耳をあてながら手早く今の状況を説明すると雪治は少し顔をしかめた。
「………」
向こうからの返事をじっと待つ。
『…ヒック…ウ…わた、し…』
『桜ちゃんのいない毎日なんてたえられないっ!!!!!!』

