隣人は高校教師



ふと、さっきまで彼と話していた女子高生をみると、不満そうに私達を睨みつけて居た。

「そんなに俺に会いたかったのか?
毎日会ってるってゆーのに。」


「…先生その人彼女?」

後ろからムスッと聞いてきた彼女に、慌てて否定する。

「違う!違うよ!」

「お前まだ居たの?
早く教室戻れ。
先生の知り合い。」

彼は生徒に厳しいのだろうか?


「ババァが高校に入ってきてんじゃねーよ!」

!!!?

捨て台詞の様にそう叫んで走り去って行った彼女に三人して唖然とした。

「……若いって怖いわー…」

陽奈の言葉に我に返った。

「ね、ねぇ〜。
ビックリしちゃった。
1.2個しか年変わらないのに。」

「高校生からしてみたら、一個上はだいぶ大きい存在感で、大学生なんてもう別世界の人間だろうな。」