さくらんぼなあたしと王子様

「ありがと。」

嬉しさを噛みしめてる、

そんな笑顔でそういった。

「う……。」

安心したからでもあるけど、

雛斗の笑顔が見れた。

そのことで、なんだか

よくわからないんだけど

大きな粒の涙がこぼれた。