「そんなことないよ!」 全力で否定する。 すると、坂本は私のほう顔をみて。 「まあ、楽しかったけど。」 「そうだね。ほんと楽しかった。…坂本、ありがとう。」 本当に、ありがとう。 坂本がいなかったら、私はたぶん一人だった。 もしかしたら、泣いていたかもしれない。 キミには感謝してもしきれないよ。