さっきまでのなこのように少し強引にいうと、了承してくれた。 「坂本ごめんね。なこの家まわって帰りたい。」 「わかった。秦野の家って駅からすぐだよね?まわって帰ってもまっすぐ帰っても、そんなかわんねーし。」 「ありがとう!」 私たちは3人で 他愛ない話をしながら帰った。 なこを送って2人になると 坂本が問いかけてきた。 「肝だめしのときさ、凉となんかあったの?」 「なにも…なかったよ?」 坂本に心配ばかりかけていられない。 いつもいつも迷惑かけてばかりなんだから。