君にずっと片想い




それからの道のりは、ほとんど無言だった。

なんて声を掛ければいいかわかんなくて。


なにを言っても結局は凉を傷つける気がした。




密かに期待なんて、
抱いてた私がバカだった。


私がずるい子だから、天罰が下ったんだ。



凉の心にはあの子しか居なかったから。



ゴールが近づいてくると、今まで繋いでいた手は


どちらからともなく離された。



やっぱり君はずるい。


期待させといて、
簡単に突き放す。

私が勝手に期待なんてしてるだけなんだけどね。