あのあと、私は坂本のいる教室に向かい、一緒に帰ろうと伝えた。
「白石から誘ってくれるなんて珍しいな?嬉しい。」
そう言って微笑んでくれた。
そして今、玄関で坂本を待っているところ。
遅いなあ…。
「えー、コウくん一緒に帰ろうよー」
「俺約束してる人いるから。」
ん…?この声って…坂本?
声のする方を見ると、坂本の腕をとり歩く、派手めな顔の可愛い女の子がいた。
坂本が女の子といるの珍しいな…。
しかもあんなに密着…。
「あ、白石!…じゃあ俺この子と帰るから。じゃーな」
坂本は私の手をとり颯爽と歩き出した。

