佳き日に






先に行った桔梗と鉛丹、はたまた琴がやらかしたのだろうか。
琥珀は無事なのか、閏はそう思うとぶわっと胸に不安が広がった。

琴が助けに行ったとしても、彼女は一般人だ。
もしも、そう悪い方に考えてしまう。


「あいつは死なない。」


閏の心を読んだかのような雪の言葉。
思わず閏は雪を見た。


「桔梗も鉛丹もあいつは殺せないさ。」

確信に満ちた口調でそう言う雪に閏は首を傾げる。


「鉛丹はどうか知らないが、桔梗の中であいつの存在は大きいからな。」

「……え、そうですか?」

「あぁ。」

桔梗と琥珀は仲が良かったのだろうか。