『七月十日。
未だに警察に殺されるメモリーズの数は増え続けている。
何か新しい武器でも開発したのだろうか。』
そこからは次の付箋まで間があった。
琴はページを捲り日付を確認していく。
なんと一年後のページだった。
雨と茜が別れてから十年経ったことになる。
『四月五日。
今まで警察がメモリーズをたくさん殺せたのは赤い女という腕利きがいるかららしい。
彼女はもう何十人ものメモリーズを殺してきている。
赤いドレスに、赤い靴。
自分をメモリーズをおびき寄せるエサとしているのだろう。
赤い女は度胸があるな。』
『五月十五日。
赤い女の殺しを依頼された。
もう何十人ものメモリーズが彼女によって命を奪われた。
心してかからなければ。
明日からは情報収集。』


