二人は無言のまましばらく歩く。 「でも話した感じも筋肉のつきかたからしても一般人だよな。」 「どっちなんでしょうね、彼女。」 「まぁ、桔梗がこれから勉強教えてもらうし確かめる機会はいくらでもあるだろ。」 「そうですね。」 保留、ということにした。 分からないことはいくら考えても仕方が無い。 もっと判断材料を集めてからこの問題に取りかかろう、と桔梗は思った。 「二重人格とかじゃねぇよな。」 「まさか。」 鉛丹の突飛な発想に桔梗は渇いた笑いを零しただけだった。