「雪先輩は、本当に琥珀さんを生かすつもりはないんですか?」 雪はこの前、琥珀については「利用する」としか言っていなかった。 今回の鉛丹桔梗との交渉計画を大雑把にしか決めなかった理由も、閏にはなんとなく分かっていた。 雪は、琥珀がこの交渉で失敗して殺されてもいいと思っているのだ。 閏は雪を真っ直ぐ見つめ返事を待った。