急いで、もう一度エンジンルームと機械室を中心に全員で点検をするが、原因は、なかなか見つからない。
配線もたどるが不具合は無く、原因が分からない。
時間は、どんどん過ぎてゆき、残り五時間となり、乗員に焦りの気持ちが生まれ始めた時、配線を調べていた郁江が、どうやら操作パネル部分の不具合らしい事を発見し、ステーションに戻り、部品を調達してきて交換をした。
そして交換が終わり、全員が祈るように見守る中、再度、試運転を行なった。
エンジンが点火し、五秒が過ぎ、十秒が過ぎる。
「止まらないでくれ」
誰もが念じる中、エンジンは順調に動いている。
そのまま数分が経過し、誰からとなく拍手が沸き起こり、乗員全員が安堵の表情を浮かべ喜んだ。
出力が上がり、電力が充分に供給されだし、その他の箇所にも不具合がないか機能を試してみると、いくつかのスイッチ類が不全になっていたり、植物プラントの機能が低下していたりするのが次々と発見された。
そして何より痛かったのが通信装置の機能不全である。
日頃から点検整備をしていなかった、つけである。
機械は、どんな機械でも時々動かしてやらなければ、不調になりやすいものなのである。
しかし、そんなことを今更言っても仕方がない。
もう、あまり時間も残されていないのでステーションに戻り、部品だけを調達してきて、ステーションより離脱発進の用意に入った。
配線もたどるが不具合は無く、原因が分からない。
時間は、どんどん過ぎてゆき、残り五時間となり、乗員に焦りの気持ちが生まれ始めた時、配線を調べていた郁江が、どうやら操作パネル部分の不具合らしい事を発見し、ステーションに戻り、部品を調達してきて交換をした。
そして交換が終わり、全員が祈るように見守る中、再度、試運転を行なった。
エンジンが点火し、五秒が過ぎ、十秒が過ぎる。
「止まらないでくれ」
誰もが念じる中、エンジンは順調に動いている。
そのまま数分が経過し、誰からとなく拍手が沸き起こり、乗員全員が安堵の表情を浮かべ喜んだ。
出力が上がり、電力が充分に供給されだし、その他の箇所にも不具合がないか機能を試してみると、いくつかのスイッチ類が不全になっていたり、植物プラントの機能が低下していたりするのが次々と発見された。
そして何より痛かったのが通信装置の機能不全である。
日頃から点検整備をしていなかった、つけである。
機械は、どんな機械でも時々動かしてやらなければ、不調になりやすいものなのである。
しかし、そんなことを今更言っても仕方がない。
もう、あまり時間も残されていないのでステーションに戻り、部品だけを調達してきて、ステーションより離脱発進の用意に入った。

