一日が経ち、カロン号に残された酸素も、残り僅かとなり、ロバート隊長は決心して最後の通信を本部に向けて発信することにした。
しかし通信装置自体の機能が失われており、それも叶わず、カロン号は静かに宇宙の闇に消えていった・・・
それから二週間が過ぎ、地球本部では、カロン号が消息を絶った原因の追究を行なっていたが、まったくもって不明であった。
トリトン号とティタニア号の間の通信は再開されていたが、以前のような楽しい会話が無くなり、何となく重たい会話が多くなってしまった。
それに二隻のみでは、会話量も少なくなり、寂しいものになってくる。
それでも会話できるだけ、まだ増しであった。宇宙船内の雰囲気だけでは、もっと重苦しくなってしまう。
今日も、いつものようにトリトン号とティタニア号は、通信を開始していた。
ところが開始から一時間ほど経過した時、突然にトリトン号からの通信が途中で切れてしまった。
ティタニア号から、その後、何度も連絡するが応答が無い。
すぐに地球本部へ緊急連絡したが、カロン号の時と同じ状況である。
ただし少し気になる情報が、消息を絶つ直前のトリトン号からあり、地球本部に伝える。
「ティタニア号より地球本部へ、トリトン号からの通信が途絶える直前に、正体不明の物体が近づきつつあるとの連絡があり、今回の通信断絶に何らかの関係がある可能性があります。至急に調査されるように、お願い致します。どうぞ」
しかし通信装置自体の機能が失われており、それも叶わず、カロン号は静かに宇宙の闇に消えていった・・・
それから二週間が過ぎ、地球本部では、カロン号が消息を絶った原因の追究を行なっていたが、まったくもって不明であった。
トリトン号とティタニア号の間の通信は再開されていたが、以前のような楽しい会話が無くなり、何となく重たい会話が多くなってしまった。
それに二隻のみでは、会話量も少なくなり、寂しいものになってくる。
それでも会話できるだけ、まだ増しであった。宇宙船内の雰囲気だけでは、もっと重苦しくなってしまう。
今日も、いつものようにトリトン号とティタニア号は、通信を開始していた。
ところが開始から一時間ほど経過した時、突然にトリトン号からの通信が途中で切れてしまった。
ティタニア号から、その後、何度も連絡するが応答が無い。
すぐに地球本部へ緊急連絡したが、カロン号の時と同じ状況である。
ただし少し気になる情報が、消息を絶つ直前のトリトン号からあり、地球本部に伝える。
「ティタニア号より地球本部へ、トリトン号からの通信が途絶える直前に、正体不明の物体が近づきつつあるとの連絡があり、今回の通信断絶に何らかの関係がある可能性があります。至急に調査されるように、お願い致します。どうぞ」

