乗員による懸命の復旧作業が続く中、宇宙船カロン号は、漆黒の宇宙空間を滑るように進んでゆく・・・
翌日、まもなく、いつもの通信時間である。
いつも通信を開始するのは、最も長い期間、航海をしていて最も地球から遠い位置にあるカロン号である。
それなのに通信時間がきてもカロン号からは何も音沙汰が無い。そこで不思議に思ったトリトン号のメンバーが通信を開始した。
「トリトン号よりカロン号へ、まだ、お眠りですか。それともヨーガに、はまってしまいましたか。いつもは一番に発信を開始するのに今日は遅刻ですよ。どうぞ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しばらく待ってみたが返事が無い。
何度か送信して待ってみたが、やはり返事が無い。
これは、おかしい・・・
「トリトン号よりティタニア号へ、カロン号より応答がありません。異常事態が発生したものと考えられます。至急、地球へ緊急連絡を、お願い致します。どうぞ」
トリトン号は地球に最も近いティタニア号に依頼した。
勿論、ティタニア号の乗員も、トリトン号からカロン号への通信を傍受しており、状況を把握し、異常を感じ取っていた。
「ティタニア号よりトリトン号へ、了解しました。ただいまより地球へ送信いたします。どうぞ」
ティタニア号は即応し、出力を上げて開始した。
翌日、まもなく、いつもの通信時間である。
いつも通信を開始するのは、最も長い期間、航海をしていて最も地球から遠い位置にあるカロン号である。
それなのに通信時間がきてもカロン号からは何も音沙汰が無い。そこで不思議に思ったトリトン号のメンバーが通信を開始した。
「トリトン号よりカロン号へ、まだ、お眠りですか。それともヨーガに、はまってしまいましたか。いつもは一番に発信を開始するのに今日は遅刻ですよ。どうぞ」
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しばらく待ってみたが返事が無い。
何度か送信して待ってみたが、やはり返事が無い。
これは、おかしい・・・
「トリトン号よりティタニア号へ、カロン号より応答がありません。異常事態が発生したものと考えられます。至急、地球へ緊急連絡を、お願い致します。どうぞ」
トリトン号は地球に最も近いティタニア号に依頼した。
勿論、ティタニア号の乗員も、トリトン号からカロン号への通信を傍受しており、状況を把握し、異常を感じ取っていた。
「ティタニア号よりトリトン号へ、了解しました。ただいまより地球へ送信いたします。どうぞ」
ティタニア号は即応し、出力を上げて開始した。

