直とスティーブとエリサは、列に並んでいる間、ずっと話をしていた。
ユニオン・ストリートのドイツ料理店で食べた料理は、すっぱかったとか、あそこのイタリヤ料理店のピッツアが美味いとか、また誰それさんの所のアフガンハウンド・ドッグに子供が生まれて何歳になったとか、止め処なく話しをしている。
由紀と理絵は最初に挨拶をした後、ニコニコと微笑みながら見ていたが、よくもまあ、こんなに立て続けに話があるものだと、顔を見合わせた。
話の中でスティーブたちが言うには、現在エリサは獣医の卵で、モニカはキャスターに、アンジェロはニューヨークで観光船の航海士になっているという。
そしてスティーブ自身は宇宙飛行士になりたかったが試験に失敗して、今は平和維持軍の航空隊のパイロットになり、戦闘機に乗務していると言い、いずれ、もう一度、宇宙飛行士の試験を受けてみるのだと言っている。
直がエウロパの観測宇宙ステーションに派遣されるクルーの一員に選ばれた事を話すと、ことのほか喜び祝福してくれた。
あれこれ話しながら進んでいくうちにゲートの受付に着き、由紀が招待状を渡すと、受付の人が脇に立っていたボランティアの少女に、三人を案内するように言い、招待状を彼女に手渡した。
彼女は三人を招きいれると、これから案内するので、ついてくるように言った。
三人はスティーブたちに
「また、会いましょう」
と声を掛けて、別れたが、彼女に連れられてエレベーター乗り場まで行く間、直は時々スティーブたちの方向へ振り向いては手を振っていた。
その後、彼女に連れられてエレベーターに乗り、最上階まで来て、三人の席が用意してある特別室に入った。
ユニオン・ストリートのドイツ料理店で食べた料理は、すっぱかったとか、あそこのイタリヤ料理店のピッツアが美味いとか、また誰それさんの所のアフガンハウンド・ドッグに子供が生まれて何歳になったとか、止め処なく話しをしている。
由紀と理絵は最初に挨拶をした後、ニコニコと微笑みながら見ていたが、よくもまあ、こんなに立て続けに話があるものだと、顔を見合わせた。
話の中でスティーブたちが言うには、現在エリサは獣医の卵で、モニカはキャスターに、アンジェロはニューヨークで観光船の航海士になっているという。
そしてスティーブ自身は宇宙飛行士になりたかったが試験に失敗して、今は平和維持軍の航空隊のパイロットになり、戦闘機に乗務していると言い、いずれ、もう一度、宇宙飛行士の試験を受けてみるのだと言っている。
直がエウロパの観測宇宙ステーションに派遣されるクルーの一員に選ばれた事を話すと、ことのほか喜び祝福してくれた。
あれこれ話しながら進んでいくうちにゲートの受付に着き、由紀が招待状を渡すと、受付の人が脇に立っていたボランティアの少女に、三人を案内するように言い、招待状を彼女に手渡した。
彼女は三人を招きいれると、これから案内するので、ついてくるように言った。
三人はスティーブたちに
「また、会いましょう」
と声を掛けて、別れたが、彼女に連れられてエレベーター乗り場まで行く間、直は時々スティーブたちの方向へ振り向いては手を振っていた。
その後、彼女に連れられてエレベーターに乗り、最上階まで来て、三人の席が用意してある特別室に入った。

