「だったらさ……」 イアンはしかめっ面をしながら俺を見つめた。 いや、これ案外いい考えなんじゃないか? 俺は顔を上げた。 「魔女を連れ出しちゃおうぜ!」 「は!?」 「連れ出して奴を呪わせて、用が済んだら処刑を執行すれば、さ」 どうだ? と顔を覗きこむと、額をペシと叩かれた。 「ふざけ! 許される訳ないだろ! 似てたからってそんなに入れ込むなよ」 「そそそそ、そんなんじゃねぇよ!?」 「動揺し過ぎ」 してない! と言いたいが顔が熱いので反撃したところで無駄だ。