「話を戻しますが、」 レイモンドの言葉に俺は意識を現実に戻す。 「兵士たち、将軍も皆人間です。それぞれ思いが違って当然。結局、バラバラなんですよ」 皆…人間 それぞれでバラバラ 「あ!!」 俺の頭の中で言葉が駆け抜けて閃いた。 思わず身を乗り出してレイモンドに迫る。 「なあ、それって向こうも同じだよな?」 「は?」 意味がわからないと言った顔でモノクルが向けられる。 「だからさ、ジュダスが抱えてるのも人間ってことだよな?」