レイモンドの攻撃を受けて仰け反りながら吹き飛ぶエルヴィスの目が驚愕に染まった。
咄嗟に上げる手の中に武器は――ない。
太陽を背にした俺は大剣を振り翳し、
「これで終わりだ! エルヴィス!!」
力を使った推進力と重力とに身を任せ、剣を地面に向かって落ちて行く。
「うらああああぁぁあッ!!」
恐ろしいスピードを立て、エルヴィスの上へ剣を突き立てた――――!
轟音と共に俺は地面に着地した。
地面から無数の石が飛び、もうもうと煙が上がる。
土埃が晴れて、辺りが見えてくる。
兄貴に刺した訳じゃない。
至近距離に突き刺し、瓦礫を飛ばしただけ。
剣を突き立てた場所を中心に半径3メートルくらいの広さで地面が陥没している。
「……エル、ヴィス……は……?」
「無事です。終わりましたよ」
剣の真横には、ダラリとして倒れるエルヴィス。
それが視界に入った途端、俺の意識は空を見上げて落ちた。
咄嗟に上げる手の中に武器は――ない。
太陽を背にした俺は大剣を振り翳し、
「これで終わりだ! エルヴィス!!」
力を使った推進力と重力とに身を任せ、剣を地面に向かって落ちて行く。
「うらああああぁぁあッ!!」
恐ろしいスピードを立て、エルヴィスの上へ剣を突き立てた――――!
轟音と共に俺は地面に着地した。
地面から無数の石が飛び、もうもうと煙が上がる。
土埃が晴れて、辺りが見えてくる。
兄貴に刺した訳じゃない。
至近距離に突き刺し、瓦礫を飛ばしただけ。
剣を突き立てた場所を中心に半径3メートルくらいの広さで地面が陥没している。
「……エル、ヴィス……は……?」
「無事です。終わりましたよ」
剣の真横には、ダラリとして倒れるエルヴィス。
それが視界に入った途端、俺の意識は空を見上げて落ちた。