「 瑠香、遅くなってごめん…。 」


「 しぃー! 」


私のベッドにいる、かおりを指さした。


「 かおりは疲れちゃったのよ。
一生懸命赤ちゃんの世話をしていてね。
あっ!名前決めてくれた?
かおりも心配してたのよ。 」


「 ずっと考えていたけど、
ようやく決められたよ。

瑠香、かおり。
2人には、か。がついていたから。
絶対に、か。を使いたくってさ…
あの本屋に行って考えてきた。

ほのか!
どうかな? 」


私は赤ちゃんの手にそっと触れて


「 ほのか!
パパが素敵な名前つけてくれたね。
入江ほのか!
これから、
楽しいこといっぱいいっぱいありますように。 」


昇輝くん、
私たちの2人の天使。


かおり、
ほのか、

私たちの天使。


これからいろんな出会いが待っていると思う。


嬉しいことばかりじゃない。
悲しいことのが多いかもしれない。


私たちの天使2人が、
素敵な人と出会って、
素敵な恋愛をして

でも、どんな人が私たちの天使に幸せを運んでくれるかな?


何があっても
私たちの天使の味方でいるからね。



「 瑠香、
これから4人ずっと手を繋いでいような。 」


「 昇輝くん、
みんなでいっぱい幸せになろうね。 」


昇輝くん、
かおりの手に軽く触れて
ほのかの手にも軽く触れて、
私の手にも触れてからキスをしてくれた。


「 瑠香、愛してる。 」