「可愛いねぇ、稚里ちゃん♪」 『は?どこが?』 「全部♪」 『目、大丈夫ですか?』 こんな根暗女のどこが可愛いんだか。 『つか、もう帰りたい。眠いんだけど…』 「だってよ、暁斗」 「送る」 そう言って立ち上がる暁斗。 そのあとに続いて隼人が立ち上がった。 やっと帰れるーっ! 「またね〜!ことちゃん、ちぃちゃん♪」 「バイバイ」 『……』 爽汰のあの笑みに悪気は含まれてないのかな…? 呼ぶなっつってんのに……。