……ここにあたしの味方はいないな…。 へっ、別にいいし。どうせ昔話なんだから! 「みんなにも昔の稚里を見せてあげたかったわ〜」 「スッゴかったんだよ!」 ……何やらあたしの昔話が始まった。 あたしの居場所なーし。 「それでね〜〜」 終わる気配がしない。しかもみんな興味津々だし。 青ざめたり、驚いたり、笑ったり。 忙しい奴らだな。 『…ねむーい!帰ろうよ〜』 もう眠気が限界。今なら1分で眠れる気がする。 「あら、もう夕方だわ」