「稚里ちゃんは?」

『!…琴音と同じんでいい』

「ふふ。りょーかい!ちょっと待っててねぇ」



きゃぴきゃぴしながら厨房に向かったちよさん。

その背中を見送ると、厨房に見慣れた男がいた。

……えー…何でアイツまで……。

まぁ、ちよさんの息子だし居て当たり前か。



「なに?なんなのマジでっ」

「お母さん?お母さんなの?」

「なんか…すごい人だねぇ…」



なんでそんなに興味津々なの。

琴音なんかさっきからずっと笑顔だし。

……ちよさん大好きだもんなぁ琴音。