そう思って目の前の奴だけを見ていた。

そして、暫くしてからワザとらしく振り向いた。

バキィ!
ズササーッ

案外力が強くて、思い切り殴られた。

しかもその反動で転けちゃったよ。

うわ、ダッセー



「ハッ!調子乗ってるからだバァーカッ!!」



べー、と舌を出して中指を突き立てる。

プチン。

あー今のはムカつくなぁ?

お前ごときの気配に気付いてねーわけねぇだろ。

バカはお前だブァーカ!!



『ヒヒッ…』

「あ?」



第一、ワザと殴られたんだよ!