その言葉にあたしと琴音は窓の外を見た。

…ほんとだ。やっぱり1番は魁桜メンバーか。



「お前さ」

『何』

「女子のケンカ、出てぇだろ」

『……』

「図星か。…まぁ、レディースに関わらずやりたい奴は参加可能だからな。やるんだろ?」

『……出たいけどね』

「アイツらか…。過保護過ぎんだよなぁ」



そう言ってククッと喉で笑う。

ゆったりした動作で立ち上がり、ポケットに手を突っ込んだ。



「まぁ、言うだけ言ってみ?たぶんやらせてくれるわ」

『は?何でわかんの?』