なんて思いながら走って、抜かされた人を抜かして堂々の1位。

はぁーっ…今回初の全力…。

疲れたー…。でもあたしは前半の競技はこれでおしまい。

残るは後半にやるのだけ。

あーやっと傍観出来る。

ぐぐぐっと背伸びをしたら、さっきの先輩が目に入った。

――…一際目立つ金髪。右サイドは編み込み。

ハデでもなくて、地味でもない。

でも、あの様子だと……――



『!』



振り向いた先輩と目が合って、動かないあたしを見て先輩はにこりと笑みを見せてどこかに行ってしまった。