キーンコーンカーンコーン… 「あ〜っ!やっっと放課後だぁ!」 チャイムが鳴ったと同時に立ち上がる爽汰。 それに習ってゆっくりと立つ優樹。 「早く帰ろう?アイス食べたいし!」 『う、うん』 「アイスって…あたしも食べたいけど」 食べたいのかよ。 ここ最近琴音が爽汰のペースに呑まれてるような…。 歩きながらそう思った。 「稚里」 『!』 いつもみんながバイクを停めてる場所に行くと、暁斗たちがもうそこにいた。 「お待たせ〜」 「あっちぃ…」