透って…お化けとかダメなんだぁ♪

へぇ、ふぅん、そうかそうか…。



『そーいえば、旭恊に都市伝説あったよね』

「あーあったあった!」

「なに?どんなの?」



興味津々で聞いてくる爽汰に、透は若干顔が青ざめてる。

ふふふ…面白いですなぁ…♪



『昔ね?…施設で事故で亡くなった子が居たんだって』

「それも、施設に唯一ある桜の木の下でね?」



ビクッ
透の肩が分かりやすく揺れた。



『その木…先生達が何回か切ろうとしたんだけどね…?』

「どういう訳か切れなくて…」