「騒がしいね…」 そう言って琴音はあたしの服の袖を握った。 男が来ると、本能的にわかるらしい。 かわいいなぁ…。 「優樹ーここぉ?」 「ああ」 そんな会話が聞こえ、2人が入って来るであろう扉を見つめた。 「意外にキレー…。あ、」 そう呟いて、何かを見つめる。 ……んっ!?あたし、じゃないよね…? 「同じクラスだったんだぁ」 「……」 え、えー?あたし…なのか? 琴音…なワケないよな。完璧ビビってるし。