『!』 「真城さん!?」 急に真城があたしに殴りかかって来た。 …さすが暴走族。 沸点低い喧嘩っぱやい。 いや真城に限るか。 「…なーんでそんな身のこなしが出来んの?やっぱレディース入ってんじゃん?」 『だから入ってねぇってんだろ。しつけぇなこのオッサン』 「オッサンこんな動けねぇって」 『明日は筋肉痛だな』 「あー、絶対なるな。最近体鈍ってるし」 そう言って首の後ろを押さえる。 『おいオッサン』 「ああ?」 『これだけで帰すと思うな?』