違う意味でビックリしてるけどね。



「そっかー、ならよかったよかった」

「真城さん、何か飲みますか?」

「んー?いやいいよ。倉庫と……」



ちらりとあたし達を見て、また笑った。



「お前らの守る“姫”が見たかっただけだからな」

「じゃあもう帰っちゃうんですか?」

「まぁな。一応先生の仕事あるし?」



ペコペコして、敬語で喋って。

あの暁斗でさえ、敬語。

…こんな男のどこにペコペコする必要がある。

先代だからか?

……くだらねぇ。



「ほぉ…」