『見んな。喋んな。息すんなボケ』 なんか啜り泣きが聞こえるけど無視だ無視。 「ちぃちゃーん、僕に見せてー?」 『爽汰の頼みでもムリかなー?』 ケチと言われようが何度見せろと言われようが、あたしの視界が広くなる事はない。 一生、ね……。 「あれ、暁斗もう上がんの?」 「んな長風呂してられっかよ…」 「俺も上がる」 どうやら暁斗と優樹は先に上がるらしい。 あたしも、少し浸かったら上がろう。 『てか服どーなったんだろう…』 「上がったらあるんじゃな〜い?」 …そっすか。