本気で寒くなったら勝手に戻って来るだろう。 『そーだ。3列に横並んで、どんで走ってもらおうか』 「どこまで?」 『あたしがあっちに居るよ。手を上げて、下ろしたらスタートねッ』 ちょっと遠いかなーってくらいの位置に立って、振り向いた。 どうやらもう走る順番は決まったみたいだ。 あ、幹部のみんなは一番最後か。 『行くよー!!』 手を振り上げて、勢いよく下ろした。 猛ダッシュした3人は、1人は転けそうになりがらゴール。 1人は転けながらゴール。 1人は転けたまま立ち上がらなかった(笑)