『あ、お姫様は迎えに行ってあげないと!』
そう言ってキラキラした中心の中から稚里があたしのところにやって来る。
『姫、お迎えに参りましたよ』
「…稚里じゃない」
クスッと笑うと、ニッといたずらっ子のような笑みを見せる。
『だね!…みんないい人ばっかだから、少しお喋りしてみよう?』
「!……稚里」
いつも、あたしのために、
『大丈夫!ことには触れさせないからっ』
どうにかしようと考えてくれる。
「過保護すぎ」
『ちょうどいいよ過保護くらいが』
…どうしようもなく嬉しい。
絶対嫌いになんてならない。
なりたくないし。
−琴音 side end−

