『会ってすぐに信用って、あたしには出来ないから…。だから、みんなが信用してくれるならあたしも信じようって思うから……。

…って、あれ、これじゃ上から目線かぁ…』



もう…ほんと、言いたいこと纏まんないや…。



『なんか、とりあえずよろしく。とだけ言っておく!』

「あはは!稚里、それじゃ言いたいことわかんねぇよ!」

『うっさい透!』



自分でも分かんないから、混乱してるんだよバカ。

察しろこのエロ魔神がっ!



『!…暁斗』



頭に、暁斗の大きな手が乗っかって、珍しく口元に笑みがあった。