「梅さ~~~~ん!!」



渡り廊下から、俺を呼ぶ声がする。あの声の主は、竹。俺は、面倒なのでシカトすることにした。



「梅さん、いつもの例のやつゲットしてきましたよ!」竹は、息を切らしながら駆け寄ってきた。



竹のあまりの声の大きさに、廊下にいた数人の女子がこちらを見ている。



俺は、溜め息をついた。また、あの女子に誤解される・・・



「おい、竹!!何で、俺にさん付け敬語なんだよ!!タメじゃねぇかよぉ~しかも、お前の方が、生まれたの早いし。」