「お前らそろそろ片付けー…ってなんだその茶色いくっつき虫は?」

「茶色いくっつき虫て!こないだ挨拶いったやんか~」


いきなり現れた先生が瑠色からあっちゃんを引き離す(剥がすのほうがしっくりくるかも)。


そうそう、さっき言い忘れてたけど、あっちゃんは結城兄弟同様に長身のイケメンだ。

イケメン、イケメンってどうイケメンなのか、と言われればこの五人はまったく違うタイプのイケメンだと思う。


四神の顔をタイプ分けするなら、可愛い、ワイルド、クール、俺様、みたいなかんじのイケメンなんだけど、あっちゃんは爽やかでジャ○ーズなかんじ。

それでいて、雰囲気はどことなく紫音に似てる。


それで髪型は、マッシュルームみたいな髪(韓国のイケメンさんに多いやつ)で前髪が長くて右目隠れてる。

左目の真下と左側の真横に黒子が点点ってある。

髪色は地毛なんだけど、綺麗な栗色。

驚くことにピアスが右に四つ、左に二つの計六つも空いていた。



「やー、ほんまは五月までにはこっちくる予定やったんやけど、なんやかんやしてたら暦変わってたわ」

「ばかか、お前は。まぁ柚山と仲いいみたいだし、眞壁はこの班の片付け手伝え。」

「えー、しゃあなしな」


じゃあ片付けよか、と瑠色の右手を取ってゴミを集め始めた。







「ねぇ、なんで?」

「あ゙ー?なにがやねん、大和」

「なんで…なんで敦司じゃなくて、俺が補助席なんだよ!俺、納得いか「うるせぇ、寝かせろよ」………うぅ」


帰りのバスも一人増えて、みんな楽しそうでした。