「ダメ・・・・。閉じていて?ちゃんと取ってあげるから。」

僕は若菜の目を僕の手で覆い隠す。
若菜はすんなり僕の言うことを聞く。

キスをしようと近づいた。
でも・・・・

スースー

嘘?

「寝てる?」

若菜はいつの間にか寝てしまってたみたい。
僕の問いかけに答えずスヤスヤ寝ている若菜。

「フフッ♪若菜って本当面白いね?」

チュッ

僕は触れるか触れないかくらいのキスを若菜の唇に落とした。

「若菜。若菜のファーストキスは貰ったから・・・・。」

何だろう?この気持ち?

僕はまだ知らない。
この気持ちがどんな感情なのか・・・。