家路を辿りながら

そう言えば私は話し掛けられても
「えぇ」とか「はぁ」ばかり言っていたけれど、ちゃんと会話が成立していたんだろうか

とか

学生時代から着ている古いTシャツに、同じくよれよれのジーンズ、すっぴんという出で立ちで、小汚い女だと思われはしなかったか

などと、今更のように心配になった。



「面白い」なんて、初めて言われたと思う。


誉め言葉だったのだろうか。


と言うか、そもそも何が面白かったのだろう。