「大変だったね。」

叔父さんは、
言葉数少なめに俺達を出迎えてくれた。


温かい みそ汁、
トンカツとほかほかの白米。
シャキシャキのキャベツ。

叔父さんが用意してくれた 御飯を食べながら、
俺は、
その ありがたみに泣きそうになってしまったが、
叔父さんに気を遣わせるのは申し訳ないと思い、
涙をぐっと堪えながら、
一心不乱に箸を進めた。


「お風呂、入って来なよ。」
食後、
叔父さんは、優しく微笑みながら
俺へ、そう言った。




肩までお湯に浸かったら、
なんだか ほっとして、
ほっとしたと同時に涙が急に溢れ出た。

「ザバッ!!!」

嗚咽を上げてしまいそうな俺は
すぐさまお湯の中に
頭まで浸かった。


「グワばぁがバァあぁ〜ばがぁぉあば!!!」
叔父さんが心配しない様に、
俺は
お湯の中で、思いっきり叫んだ。



「ちくしょうッ!!!
ちくしょうッ!!!
ちッくしょうっ!!!」

俺は神様を恨んだ。