そんなことを考えながら帰路につく
隣には雪
方向は途中まで同じようだった
あたしは学校を選んでから引っ越したため、家は比較的学校に近い
因みに独り暮らしだ
父の転勤はさっき言ったようにまるっきり嘘で、転校した理由はもっとほかにある
前から別のところで独り暮らしはしていた
だからひとりぐらしはなれている
「ねー、雪は彼氏いる?」
なんとなく思った質問をしてみる
すると 雪は顔を少し赤くして舌を向きながら
「いるー…」
と言った
雪はかわいいから納得…
「奈瑞菜は…?」
と尋ねられて少し困る
「どうでしょう?」
と言い頑張って誤魔化す
そんな感じで家まで帰った

