「確かさ松下、人形置いてったよな?それ着けてくれない?」

「はい?着ければいいんですか?」


言われた通り、シンデレラを手にはめた。



「よし。じゃあそこの舞台の裏に行って、本番みたいにやってみよう。」

「いいですけど…、それで清水くんの棒読みが直るとは思えません…」

「いいんだよ。やってみなきゃ分かんないじゃん?(笑)」




それってただ単に清水くんが舞台でやってみたいだけじゃ…



でも、楽しそう。

ってことで


「じゃあやりましょう!清水くんが王子様にちゃんとなれるように!(笑)」

「ちゃんとって、俺は真面目にやってるぞ?」

「さぁさぁ、頑張ってやりましょう!」

「はい。また無視ー…」