「だからね、汐莉ちゃんの事も冬「先輩、電車来ちゃいますから急ぎましょう!!!」




恵里先輩がなんて言ってたか清水くんのせいで分からなかった。



でも、電車は逃がしたくないから仕方ないです!





ホームに着いた時、ちょうど電車がきて乗った私たち。



さっきの話の続きを恵里先輩はしてくれようとするんだけど、それをさっきから清水くんが遮って、なかなか聞くことができない…



それを繰り返している間にいつの間にか私が降りる駅。



「じゃあ、私降りますんで。」

「うん。今度冬真が居ない時にゆっくり話そうね!」

「………そうはさせませんから。」



清水くん、なんでそんなに必死になっているのかな?




―プシュー



私が電車から降りて2人を見ると手を振ってくれている。



でも、電車が走り出すと2人はまた笑いあっている。




私もあんな風に清水くんと笑いあいたいな~。