「松下、ここが部室。」

「なんか普通の教室みたいだね。」



清水くんが優しいのは知ってる。
だって私のヒーローですもん。


だから、亜依ちゃんと初対面だとは思えないほど普通に話せるのも分かる。


けど、私とも……


「福永?ボーッとしてるけど大丈夫か?」

「……あ、うん。平気です。」




平気なんですよ?

平気なんですけど、なんか寂しいって言うか……



「はろー!!新入部員!さてと、早速自己紹介ターイム!」



先輩、とてもテンションが高いみたいです(笑)


でも、そんな先輩を見てたら何だか元気になってきました。