「わ、私も…その…清水くんのこと、す、す………好き、でした///」





その瞬間、私の視界は一気に暗くなって、周りからはヒューヒューという声が聞こえる。




「冬真!私の汐莉ちゃんを抱き締めないで!!」

「……もう、今からは俺のです///」




「清水ー!先輩たちの前で何発言しとんじゃー!!」




私は清水くんの腕の中で放心状態でした。




でも、これだけはちゃんと聞こえました。


抱き締められる瞬間、清水くんが「…汐莉」って言ったのを。