「た、だいま」

口が思わず開いていた。
言葉を発した私に、やっときずいた達也は、一瞬驚いた顔をしていたけど、すぐに表情を変え冷たい表情になった。

リビングの扉を閉めた私を、見た達也は、いきなり立ち上がり一歩、一歩私に、近づいてきた。

「おかえり、まいちゃん」

「達也、学校は?」

「昨日は、何処にいっていたの?」

私の質問なんか無視する達也。
いつの間にか私の目の前に来ていて、両腕を片手で掴まれ頭の上で固定された。
足と足の間に達也の、片足が入ってきて、余った片手は、壁の反対側に手を着き、もう完全に身動きができなくなった。

「なんで、まだ居るの?学校行かないの?」

「昨日何処に居た?」

「…友達の家」

「へぇ~、友達ねぇ。どういう事するお友達?」

「……っ」

「まさか、こうゆう事するお友達じゃないよね?」

「んっ、ぁ」

いきなり、激しいキスをしてきた達也。
息をする暇もなく、必死に酸素を探していた。
キスが終わったかと思うと、服の隙間から手が入ってきて、ブラのホックをはずし、服を見出してく。
抱っこされ、寝室に行きベッドに優しく降ろされた。
こんな時でも優しい達也。
お願いだから優しくしないでほしい。
勘違いしちゃうから。
諦めきれなくなってしまうから。

激しいキスをしながら、服が捲り上げられた。
キスがだんだんと下に下がっていき、胸のところ当たりでいきなり動きが止まった達也。

顔を見ると酷く怒った顔をしていたかとおもえば、一瞬で冷たい顔になった。