大悟Side

俺は、いつもあの薄汚い商店街に用事があり、今日もたまたまきていた。
用が済んだ俺は、家に帰ろうかとしていたら、制服姿の女がいた。
そこらへんの女とは、比べ物になんないほど可愛くて、綺麗だった。
周りの男達は、ゲラゲラ笑いながら女を襲う計画やらをたてていた。

俺は、耐えきれなくて始めてここにいる女に、声をかけた。

これからどう?

って、聞いたらまいちゃんは、

泊めさせてくれるならいいよ

って言ってきた。

最初から帰らせるつもりは、無かった俺は、すぐに返事をした。

マンションに連れて行く時、なんか話しかけようかなと思ったけど、ふとまいちゃんを見たらそんな気なくなった。
横顔が綺麗で、でもどこか儚くて…

マンションについたら、抱くきはないが一応シャワーを浴びさせた。
シャワーを浴び終わったまいちゃんは、頬が紅く染まっていて可愛かった。
少し大きめのTシャツが愛らしくおもえた。
理性が飛びそうだから俺は、すぐにシャワーを浴びに行った。

男物のシャンプーとかなのに、何故か甘い香りがして、正直ヤバかった。
シャワーを浴び終わりリビングに戻ると、まいちゃんがフリーズして動かなかった。
まいちゃんは、ふとした瞬間すごく苦しそうで、切なくて…
見てられなかった。

やっと俺に気ずいたまいちゃん。
抱くつもりは無かったけど、もう我慢出来なくなった。
誰にむけてその切ない顔してんの?
その表情すべて俺に向けてして欲しい。
無理だってわかっているけど、どうしても欲張りになってしまう。

まいちゃんは、服を脱いでも綺麗だった。
甘い声が部屋に鳴り響き、この時間が一生続けばいいなと思った。

行為が終わり、シャワーをまた浴びに行ったまいちゃん。
何故か虚しさだけが残った。
シャワーから上がってきたまいちゃん。
俺は、いつの間にか口が勝手に開いていた。
もっと普通に出会いたかった。
もっと、もっと普通に。

俺を優しいと言ったまいちゃん。だけど俺は、優しくなんかないんだ。
だって、まいちゃんに思われている男がむしょうに羨ましくて、憎くて…

朝目が冷めたらまいちゃんの姿は、なかった。
リビングに行ったら、ラップがかかっている朝食があった。